2020年の緊急事態宣言下、Facebookで友達から回ってきた「7日間ブックカバーチャレンジ」にて紹介した本を載せておきます。

 アメコミ映画はまあ普通にみるんだけど、ウォッチメンはやはり別格に良かった。コマ割りが均質な9分割で淡々と進むので、映画を観てからの方が読みやすい。
「見張りを誰が見張るのか」といった言葉が示唆され、冒頭でコメディアンという元ヒーローが殺される事件から話は広がっていく。
 荒唐無稽なアメコミの設定を現実に落とし込んだ上でのifを描いていて、読後に果たして何が正義なのかと揺さぶられるスケールのデカさが魅力的。