2020年のコロナ禍の年末年始、冬休みに入った小学1年生の娘とステイホーム。テレビの録画やDVDを見せるのも限度があるし、YouTubeは見始めたら際限なく見続けるため、禁止している。自分がゲーム好きなのでゲームに関してはそれほど規制することないんだけれど、家にずっといると暇で仕方ないので、自分も娘も楽しめるゲームがないかなと思っていたところ、Nintendo Switchのダウンロードソフト「Good Job!(グッジョブ)」が年末年始セールで安くなっていたので購入。これが予想以上に面白くて、娘とほぼ毎日、協力プレイをしていたら冬休みを乗り越えられた。

 上記の動画を見てもらえればどういうゲームかだいたい分かるのだけれど、プレイヤーはとある会社の中で、ステージによって様々な依頼をこなす必要があるのだけれど、手段は問われない。壁やドアを破壊しても誰からも怒られない。目の前の棚やデスクが吹き飛んでいっても、淡々と自分の作業を続ける社員たち。初めてこのゲームを見た子どもはだいたいゲラゲラ笑うし、バカバカしさに思わず自分も笑ってしまう。
 基本的なテクニックとしてはケーブルをコンセントまで繋ぎ、張られたケーブルをパチンコのごとく、間にぶっ飛ばしたい荷物を引っ掛けて引っ張って、離す。すると吹っ飛んでいくので、コピー機や金庫など、赤い色をした重い物を弾にすると良い。だいたいの壁やオブジェは粉々に出来るので、ルートがなければ作ってしまえる。
 癖のあるフォークリフトの運転に慣れるとスイスイ行けるようになって、でかい荷物持ち上げたまんま壁をぶち抜いたり。娘とふたりでゲラゲラ笑いながらプレイできる。
 注意点としては、高いところから飛び降りても死なないのだけれど、たまに床にハマってしまう時があるので、そういう時はやり直ししなければいけない。あと、割と操作や判定がシビアなので、思い通りにならない時がある(慣れるしかない)。

 1フロア4ステージが2~7階までの各階と、8階と9階が合わせて4ステージで計30ステージ弱。各ステージに帽子と服が2つずつ隠されていて、手に入れたものは好きに着替えられるのだけれど、ただ見た目の変更だけ。クリアだけなら数時間で出来ると思うけれど、クリアしていてもCやBランクにしかならないことに気づいて、何故だ?と思ったら、もう沼。
 このゲームが良く考えられているなと思うところは、確かに破壊の限りを尽くしても全く問題ないのだけれど、クリア後に下されるS・A・B・C・Dの五段階の評価は、クリアまでに要した時間か、被害額の少なさの2点で判断されているところ。高評価を得ようと思うと、

  • 物の破壊には目をつむり、とにかく早くクリアする。
  • 物を一切壊さずにクリアする。

…というどちらかの戦略でクリアしなければならない。時間か被害額のどちらかがSなら総合評価Sになるのだけれど、後者はあまりに時間を掛けすぎていてもSにならないからもどかしい。この辺のさじ加減が上手いなあと思う。そして未だに、ランクSを取れていないステージに挑んでいる毎日。超オススメのゲーム。